海外旅行を Claude で準備する:旅程、英語対応、トラブルまで
旅程をひとつのプロジェクトにまとめ、メニューやアレルギー、英語での問い合わせ、予定変更まで Claude に手伝ってもらう海外旅行の準備方法です
海外旅行でいちばん疲れるのは、移動そのものより「調べもの」だと思います。予約確認メール、地図アプリ、翻訳アプリ、家族とのチャット。必要な情報はすべて手元にあるのに、ばらばらなので現地で探す羽目になる。旅程をひとつにまとめて、英語や現地語のやりとりまで手伝ってくれる相棒として Claude を使う方法を紹介します。最後に、海外からのお客さまを迎える側の使い方も書きました。
旅行ごとにプロジェクトをひとつ作る
Claude の プロジェクト は、専用の指示とファイルを持った作業スペースです。その中で始めた会話は、最初から旅程を知っている状態になります。無料プランでも五つまで作れます。
旅行名でプロジェクトを作り、プロジェクトの指示欄に次の内容を埋めて貼ってください。指示は日本語で大丈夫です。
このプロジェクトは [行き先] 旅行([日程])用です。
同行者:[人数、子どもの年齢など]
予算:総額 [金額] 円。現地通貨は [通貨]。
フライト:[航空会社、便名、時刻]
ホテル:[名前、エリア、チェックイン・アウト日]
日ごとの予定:[一日一行で]
食事:[アレルギー、苦手なもの、食べたいもの]
ペース:[一日一か所で十分、人混みが苦手、など]
お願いしたいこと:
スマホで読むので、答えは短く具体的に。
営業時間、天気、交通の乱れはウェブ検索で確認し、
確認できなかったことはそう書いてください。
地名や駅名は日本語と現地表記を併記してください。
金額は現地通貨と円の両方で示してください。
予約確認のPDFを追加してもかまいませんが、パスポート番号やカード番号は入れないでください。予約番号と日付があれば十分です。
出発前に、外務省の情報と合わせて確認する
治安や感染症などの公式情報は、外務省 海外安全ホームページ が基本です。短期の旅行でも たびレジ に登録しておくと、現地の緊急情報がメールで届きます。Claude には「この国を旅行するとき、日本人がよく戸惑うマナーや習慣を教えて。チップの目安、服装の注意、写真撮影のルールなど」と聞いておくと、現地で慌てずに済みます。制度や入国条件に関わることは、必ず公式サイトで確かめてください。
メニューとアレルギーは写真で聞く
読めないメニューは写真を撮ってプロジェクトに送れば、料理の内容と注意点を日本語で教えてくれます。食物アレルギーがある方は、出発前に現地語のカードを作っておきましょう。
レストランの店員さんに見せるカードを、[現地の言語] で作ってください。
私は [食材] に重いアレルギーがあり、ソースや油、スープに
少量入っているだけでも食べられないこと、
安全でない料理があれば教えてほしいことを、丁寧に伝えてください。
下に日本語訳もつけてください。
スクリーンショットで保存しておけば、電波がない場所でも見せられます。重いアレルギーの場合は、ホテルのフロントで一度読んでもらい、自然な表現か確認してもらうと安心です。
英語の問い合わせも任せられる
旅先で本当に困るのは、トラブルが起きたときの英語です。荷物が届かない、フライトが欠航した、ホテルの部屋が予約と違う。こういうときこそ Claude が役に立ちます。
預けた荷物が空港で出てきませんでした。
航空会社に送る英語のメールを書いてください。
便名は [便名]、手荷物引換番号は [番号]、滞在先は [ホテル] です。
丁寧だけれど、いつまでに何をしてほしいかははっきり伝える文面で。
あわせて、窓口で口頭で伝えるときの短い英語の台本もください。
レストランの予約や問い合わせも同じです。有料プランなら Claude in Chrome を使って、予約ページの入力を Claude に任せることもできます。その場合も、日付、人数、キャンセル規定は送信前に必ず自分の目で確認してください。
毎朝の確認と、予定が崩れたとき
朝、プロジェクトで「今日の予定を教えて。天気、回る順番と移動時間、予約が必要なところ、早く閉まるところも」と送れば、その日の要点がまとまります。有料プランなら、Cowork の スケジュールタスク で毎朝自動で作らせることもできます。その場合は、日ごとの予定をタスクの指示に貼っておいてください。
雨で予定が流れたときは、「雨で午後の予定が中止になりました。今は [場所] にいます。30分以内で行ける屋内の候補を二つ、今日開いているか確認して教えて」と送るだけです。旅程も好みも宿泊先もわかっているので、すぐに代案が出てきます。
出費はひとつの会話にまとめる
プロジェクト内に「支出」という会話を作り、使うたびに「ランチ 18ドル、地下鉄 3ドル」と書き込みます。ときどき「ここまでの支出を一覧で、カテゴリ別の合計と、今日のレートでの円換算も」と頼めば、残りの予算が一目でわかります。計算の間違いに気づけるよう、合計だけでなく一覧も毎回出してもらうのがコツです。
迎える側の方へ
民泊や旅館、飲食店で海外からのお客さまを迎えている方にも、同じ考え方が使えます。ハウスルール、チェックインの手順、ゴミの出し方、近くのコンビニや駅への行き方。一度日本語でまとめて Claude に渡せば、英語や中国語、韓国語の案内を作ってくれます。「日本の生活習慣を知らない人にもわかるように、理由も一言添えて」と頼むと、ルールが守られやすくなります。アレルギー表示や料金など、間違えると困る部分は、その言語を話せる人に一度確認してもらってから使ってください。
次の旅行が決まったら、その日のうちにプロジェクトを作って指示欄を埋めてしまいましょう。帰ってきたら指示文を保存しておけば、次の旅行は日付と行き先を書き換えるだけで準備が終わります。