Claude Codeの正しい始め方:インストールからCLAUDE.mdまで
Claude Codeのインストールから、日本語で書くCLAUDE.md、権限設定、毎日の使い方まで。会社のWindows環境も想定して、最初の一日でやることをまとめました。
Claude Codeのインストール自体は数分で終わります。ただ、入れただけの状態と、プロジェクトの事情をわかった状態とでは、使い心地がまったく違います。私は自分のアプリやウェブサイトを毎日Claude Codeで作っていますが、差が出るのはいつもインストールの後の設定です。この記事では、日本の職場でよくある環境も想定しながら、最初の一日でやっておくことをまとめます。
始める前に確認すること
- Claudeの有料プラン(Pro、Max、Team、Enterprise)、またはClaude Consoleのアカウントが必要です。無料プランにはClaude Codeは含まれません。最新の内容は料金ページで確認できます。
- 会社のPCで使う場合は、先に情報システム部門のルールを確認しておきます。ソースコードや社内資料を外部サービスに渡してよいか、個人契約でよいのか法人契約が必要なのか。ここを後回しにすると、せっかく慣れた頃に使えなくなることがあります。
どこで使うかを決める
Claude Codeはターミナル、VS Code、デスクトップアプリのどれからでも使えます。ターミナルに慣れていない人は、VS Codeの拡張機能か、Claudeデスクトップアプリの「Code」タブから始めると抵抗が少ないと思います。VS Codeでは拡張機能の画面で「Claude Code」を検索し、発行元がAnthropicのものを入れます。
インストールする
ターミナル版は公式のインストーラーが推奨です。Macの場合はこちらです。
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
日本の会社ではWindowsが多いと思います。PowerShellで次を実行します。
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex
WinGetを使う場合は winget install Anthropic.ClaudeCode でも入りますが、この方法だと自動更新されないので、定期的に更新が必要です。WindowsではGit for Windowsを入れておくことも公式に推奨されています。
インストールできたら確認します。
claude --version
うまくいかないときは日本語のセットアップ手順を見てください。公式ドキュメントは日本語でも読めます。
最初のセッションは質問から始める
cd プロジェクトのフォルダ
claude
初回はブラウザが開いてログインを求められます。ログインできたら、いきなり修正を頼むのではなく、まず質問します。日本語でそのまま聞いて大丈夫です。
このプロジェクトは何をするものですか?フォルダ構成と主なファイルの役割を説明してください。
Claudeがどこを正しく理解していて、どこを推測しているのかが、この時点でだいたいわかります。
CLAUDE.mdにプロジェクトの前提を書く
CLAUDE.md は、Claude Codeが毎回セッションの最初に読むファイルです。まず次のコマンドで下書きを作らせます。
/init
Claudeがコードを読んで、ビルド方法や規約をまとめたファイルを作ります。そこに、コードからは読み取れない情報を自分で書き足します。日本語で書いて問題ありません。
# このプロジェクトについて
自社サービスの紹介サイト。対象は日本国内の中小企業の担当者。
# 表記ルール
本文は「です・ます」で統一する。
英数字は半角、括弧は全角を使う。
「お問い合わせ」「問い合わせ」のような表記ゆれを出さない。
# 作業ルール
/vendor フォルダのファイルは編集しない。
新しいライブラリを追加する前に必ず相談する。
作業の最後にビルドを実行し、エラーがあれば直してから報告する。
日本語のサイトやアプリでは、表記ゆれや全角半角の混在がいちばん目立つ品質の差になります。ここにルールとして書いておくと、毎回指摘する手間がかなり減ります。
ファイルは短く保つのがコツです。公式ドキュメントでは200行以内が目安とされています。自分用の設定はホームフォルダの ~/.claude/CLAUDE.md に、チームで共有する内容はプロジェクト直下の CLAUDE.md に分けます。読み込まれているかは /context で確認できます。
触らせたくないものを先に決める
会社の案件で使うなら、権限の設定は最初にやっておきます。.claude/settings.json に次のように書くと、APIキーなどが入った .env を読ませず、勝手にpushもさせない設定になります。
{
"permissions": {
"allow": ["Bash(npm run *)"],
"deny": ["Bash(git push *)", "Read(./.env)"]
}
}
セッション中は Shift+Tab で権限モードを切り替えられます。慣れないうちはプランモードがおすすめです。Claudeは調査して計画を出すだけで、承認するまでファイルを編集しません。上司にレビューを出す感覚に近いと思います。
毎日の使い方で差がつくところ
- 大きな変更の前には、まず計画を出させる
- テストやビルドなど、Claudeが自分で結果を確認できる手段を用意する
- 関係のない作業に移るときは
/clearで会話をリセットする - 方向がずれたらすぐEscで止める。Escを二回押すか
/rewindで前の状態に戻せる - うまく動いたらこまめにコミットする
- エラーは全文を貼り、「原因を説明してから直して」と頼む
慣れてきたら足すもの
よく使う手順は .claude/skills/ にスキルとして保存できます。たとえば .claude/skills/weekly-report/SKILL.md を作れば、/weekly-report で呼び出せます。外部サービスとの接続はMCP、毎回必ず実行したい処理はフックで設定します。どれも最初から入れる必要はありません。困ったときに一つずつ足していくのがいちばん確実です。
まずはインストールして、実際のプロジェクトで /init を一回実行してみてください。できた CLAUDE.md に十分だけ手を入れて、小さな作業を一つ頼む。Claudeが推測で動いた場面に気づいたら、その答えを書き足す。設定はその積み重ねで育っていきます。